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リリカル魂(仮) プロローグ メダロット。それは、テクノロジーが生み出した全く新しいロボットである。 ティンペットと呼ばれる基本フレームに人工知能メダルを搭載、 さらに多種にわたるパーツを組み合わせることによって、 無限の能力を引き出すことができるのだ! おみくじ町のとある公園、子供たちの声と射撃音が聞こえる。 「メタビー、サブマシンガン!!」 ズガガガガガガガガッ! 『頭部パーツ、ダメージ100。機能停止』 腕時計から発せられる電子的な音声とともに、シアンドッグは糸が切れたように ばたりと倒れる。 と同時に、背中から『キュピンッ』と音を立てて何か光るものが飛び出した。 「あぁっ、シアンドッグ!」 少年がボロボロになった相棒へ急いで駆け寄る。心底心配そうな面持ちだ。 「いよっしゃあ!! またオレたちの勝ちだな」 「ってかイワノイ、お前もパーツの組み合わせ考えろよな。 サルメダルと射撃パーツは相性が悪いってのに」 腰に手をあてて満足げに勝ち誇っているのはメタビー。 ボディは全体的に明銅色で、右腕には単装の、左には二連装の銃身を装備している。 そして頭部には一対の大型バレルを備えたツノ。 一見するとカブトムシを思わせるフォルムだ。 そして、呆れ顔でアドバイスをしているのはイッキ。 頭のチョンマゲが特徴的な、メダロット大好き少年(小3)である。 「うるさいっ! 誰に何と言われようと、パーツを換えるつもりはないね。 俺はこのシアンドッグが好きなんだ!」 シアンドッグのメンテをしていたイワノイは、説教をタレるイッキに言い返した。 髪をデー○ン閣下よろしくカッチリ立てたヘアスタイルの、ややツリ目な少年だ。 いったい何を使えばそこまでソリッドに立ち上がるのか、作者に問いただしたい。 「まぁ、前よりは射撃の精度も上がってきてはいるけどな。 回避のタイミングとマスターの指示がまだまだってとこだな~」 メタビーのダメ出しにイワノイは反論しようとしたが、 言われたことはほぼ的を得ているため、歯軋りをするしかない。 「ほい、お前のメダル。確かにパーツ自体は性能良いけどさぁ、 負けてばかりじゃお前の相棒もいつかグレちまうぜ?」 イッキは落ちていたサルメダルを拾って手渡す。 「へん!余計なお世話だ」とか言いながらイワノイは乱暴に受け取った。そこへ―― 「あ、いたいた。ふーん、この様子だといつもどおりみたいね」 「イワノイ、また負けたのかい!? 情けないね~まったく!」 声がする方向へ振り向くと、 そこに2人の少女と1人の少年が近づいてくるところだった。 「あらら~、シアンドッグもボロボロじゃない!イッキ、手加減してやんなかったの?」 「ロボトルに手加減などない! メダロッターなら知恵と勇気で勝負ってもんだろアリカ」 「何よそれ?ワケわかんないわ・・・・」 目を炎にしながら熱く語るイッキをジト目で見るのは、 今どき珍しいオーバーオールを着ている少女、アリカ。 イッキとは幼馴染&お隣さんであり、幼少時代からの腐れ縁である。 「イワノイ。あんた、また今度負けでもしたら本気でスクリューズから除名するよ!!」 「ひぇええ~、オヤビンそれだけはー!」 あちらでイワノイに激を飛ばしているのはキクヒメ。 ウェーブのかかった茶髪、首元に下げたサングラス、 パンツルックの服装・・・・と、男っぽい格好をした女の子である。 その横でキクヒメの付き添いのように居るのはカガミヤマ。 少々ポッチャリしている少年で、どうやら物言いは少ないようだ。 ちなみにスクリューズとは、キクヒメを頭にイワノイ・カガミヤマの3人で構成された 悪ガキグループである。 名前の由来はお酒の『スクリュードライバー』から来ているとか何とか・・・・ 「まぁいい、かわいい子分の仇討ちだ。あたしとも勝負しなイッキ!」 さすがはリーダーとでも言うべきか、キクヒメがリベンジを申し出る。 「お、オヤビン・・・・一生ついて行きやす!!」 キラキラした目で自分のリーダーを崇めているイワノイ。 連戦はちょっとキツイんだけどな~とかイッキは考えていたが、 「上等だ、連戦連勝で返り討ちにしてやるぜ!」 とかメタビーがヤル気満々で言い返したもんだから、もう取り返しがつかない。 「ま、いいか。相手になるぜ」 「いい気になってんじゃないよ!メダロット、転送!!」 キクヒメの腕時計・メダロッチから閃光が走り、メダロットが転送される。 赤いボディに愛くるしい大きな目、特徴的な耳と尻尾のあるネコ型メダロットだ。 『合意と見てよろしいですね?』 どこからともなく声が聞こえる。メダロッターなら必ず聞き覚えのある、あの声。 ズバーーーーーッ!!! 地中から土を舞い上げ、現れたアノ人とは・・・・ 『Mr.うるち!!?』 「暖かいご歓迎ありがとうございます! 只今この戦いは真剣ロボトルと認定されました。よってこのMr.うるちが レフェリーを務めさせていただきます!」 「誰も歓迎なんてしてないわよ・・・?」 うるちにさりげなく突っ込みを入れるアリカ。 なるほど鋭いな、さすがは未来のジャーナリスト。 「こ、細かいことはどうでもよろしいのです! ルールは簡単、互いのメダロットを戦わせ、先に機能停止させた方が勝ちです。 よろしいですか~?」 「おうっ!!」 「いつでもかかってきな!」 「それでは、ロボトルぅ~~・・・フ ァ イ ト ぉ ! ! !」 カンッ! ゴングが鳴り響いた。誰が鳴らしたのかは突っ込まないで頂けると幸いである。 「ペッパーキャット、速攻で勝負をつけるよ!」 「了解ですおやびん!」 戦闘開始と同時に、ペッパーキャットは持ち前のスピードでメタビーに迫る。 「メタビー、相手の足元を狙え!動きを止めるんだ!」 「分かった!」 狙いを定めてサブマシンガンを連射する。が、 ペッパーキャットはネコ並みの俊敏性で弾幕をジグザグにすり抜ける。 「懐に飛び込んでライトジャブ!」 「はい!」 右腕パーツ・ライトジャブに紫電をまとわせ、メダビーに飛びかかった。 「バックステップでかわせ!!」 間一髪で後ろに飛び退き、電撃を回避するメタビー。 しかし、接近戦においては格闘型の相手のほうが上手だった。 「次!ライトブローだよ!」 先ほどより一回り大きな電撃がキャットの左手から発生する。 左腕パーツ・ライトブロー。威力が大きい分、右より攻撃スピードは劣るが バックステップから体勢を立て直せていないメタビーに当てるには十分だった。 バ チ チ チ チ チ ッ ! 「ぐわあぁぁあっ!」 「メタビー!!」 横殴り気味のブローはメタビーの頭にヒット、そのままの勢いでぶっ飛ばされる。 『頭部パーツ、ダメージ52』 「っく、痛って~・・・・」 どこかの回路が軽くショートしたのか、視界に砂嵐が混じっては消える。 「さすがオヤビン、その調子!」 イワノイが歓声を上げ、カガミヤマも『うんうん』と頷いている。 「おい大丈夫か!?」 「あぁ・・・・ちょっと油断しちまったな」 心配するイッキに、かろうじて余裕を含めた返事をするメタビー。 本当はモニターの調子が思わしくないのだが、そのことはあえて言わなかった。 一応の安心をした後、イッキはこの後どうするかを思案する。 (あの機動性じゃ、おそらくリボルバーもそう当たらないはず。 せめて動きを鈍らせられれば・・・・そうだ!) 「メタビー、反応弾だ!」 「何ぃ?アレが当たると思ってんのか!?」 「いいから!発射機能はまだ大丈夫なんだろ?」 『反応弾』。メタビーの必殺武器とも言える大火力の武装。 確かに当てればほぼ一撃だろうが、問題はその『当たるかどうか』なのだ。 しかし、イッキの顔は何か自信と確信に満ちている。 イッキの様子に訝しがりながらも、メタビーはペッパーキャットに照準を合わせ、 「いっけぇ!」 「ハンノウダン!!」 ドシュゥッ! 大型バレルから2発のミサイルが黒煙をまとって飛び出し、 真っすぐにペッパーキャットへ突き進んでいく。 「ほーぅ、お得意の反応弾かい?ま、当たるつもりはないけどねぇ」 目前1メートルまで迫った刹那、キャットは垂直に跳び反応弾を回避。 いかに火力がある武器といえども、避けられてしまっては意味はない。 「残念だったねぇ~。さて、そろそろ仕留めるよ!」 「はいっおやび/ドゴォォォン!!」 突如、爆炎が立ち上った。背後からの爆風で吹き飛ぶペッパーキャット。 そこに、 「メタビー、リボルバー連射!」 「もらった!!」 ガッチリと右腕を構えたメタビーは照準を合わせ、連撃を放った。 「あ痛っ!」 「ペッパーキャット!!」 『脚部パーツ、ダメージ53』 脚部にダメージを受け、思わず膝をつくペッパーキャット。 「いよっしゃぁー!!」 「なーるほど、考えたじゃねぇかよ」 わざと相手の背後付近に着弾させて爆風を起こし、バランスを崩した隙に攻撃する。 ――イッキの考えたアイデアは見事に成功した。 「へぇー、やるじゃないイッキ」 観戦していたアリカも、イッキの戦法に少し感心する。 「やってくれるねぇ。次はこうはいかないよ」 「ああ、ここからが本当の勝負だぜ!」 互いに向き直り、改めて攻撃タイミングを見測るキクヒメとイッキ。 先に動いたのはキクヒメだった。 「反応弾はもう当たらないよ。いいね?ペッパーキャット!」 「了解おやびん!油断はナシです」 ステップを利かせてメタビーに迫る。照準を絞らせないつもりだ。 しかし、相手の動きを見てイッキは何かに気付いた。 (脚部パーツにダメージがあるからか?さっきよりもスピードが少し落ちてる) よくよく見ると、若干だがキャットの動きにスキが生じている。 「脚が弱ってるなら、こっちの攻撃も当たりやすくなってるはず。メタビー!」 イッキの呼びかけに、 「分かってるさ。オレ様の射撃の腕をなめんなよ」 威勢よく左手のサブマシンガンを構えるメタビー。 その間にも、右に左に動きながらペッパーキャットは距離を詰めてくる。 と、やはり脚部の異常か、一瞬だけステップにブレが生じた。そこを見逃さないイッキ。 「今だ!」 「くらえっ・・・・う!?」 まさに決定打を撃とうとした矢先、メタビーのモニターが再び砂嵐に襲われる。 視界の定まらない中で闇雲に撃ったマシンガンは、相手に当たることはなく・・・・ ガガガガッ――ドバァー!! 「んな?何やってんだお前ー!?」 公園の中心にある噴水の土台に命中。生じた亀裂から、大量の水が噴き出す。 そしてその水は、 「うわぁっ冷てー!!」 「な ん で 俺 ま で ~ ! ?」 噴水を破壊したメタビーと、すぐ隣にいたイッキへと降り注いだ。 「何やってるんでしょう?メタビー達」 突然の相手の自滅に、唖然とするペッパーキャット。 「あ~・・・・よく分からんが、とにかくチャンスだ!ライトジャブ!」 「はい!」 キクヒメも同様に呆れていたが、これ見よがしと攻勢に出る。 「げぇ~、びしょびしょだ・・・」 濡れそぼった服の感触にぼやくイッキ。と、 「おいイッキ!ボヤボヤしてんな!」 キャットの接近にいち早く気付いたメタビーが警告を発する。 「や、やばいぞ!こんなに濡れてるときに電撃なんか食らったら・・・・」 なんて考えている間に、目前まで迫る赤い猫。右手には紫電をまとっている。 「とにかく回避だ、走れメタビー!!」 「よしっ・・・・っておわぁー!」 べちゃっ 大量の水でぬかるんだ地面に脚を取られ、盛大にコケるメタビー。 「決まりだねぇ。とどめだよ!」 キクヒメの勝利宣言と同時、ライトジャブがメタビーを捉えた。 ちょっと待てよ? 大量の水でメタビーとイッキはびしょ濡れ。しかも地面も水浸し。 ということは―― 「「あぎゃぁぁぁぁあ!!」」 バリビリビリ!! 二人そろって感電していたりするわけで。 「えっ?ちょ、イッキ!?」 アリカが思わず叫ぶ。と、 ド ガ ァ ァ ァ ン ! ! ! 何故か派手な爆発が起き、辺りは爆煙に包まれる。 やがて煙が晴れ、黒コゲになったペッパーキャット、そしてイッキとメタビーが―― イッキとメタビーが、いなかった。 『え・・・・?』 その場の一同は、ただただ呆然とするだけだった。 「・・・・とりあえず、この試合は没収試合とさせていただきま~す~」 所変わって、ここは海鳴町。とある民家の子ども部屋。 「んーっ、宿題終わり~!」 週末用に出された宿題をやっつけ、なのはは大きく伸びをした。 『Good job. Master(お疲れ様です。マスター)』 机の上に置いてある赤い宝玉が労いの言葉をかける。 「ありがと、レイジングハート。さてとっ、夕飯まで何しようかな~」 現在時刻は午後4時30分ほど。涼しい時間帯を使って宿題を終わらせたなのはだが、 これから特に何をするという用事はなかった。すると、 『How will be a walk? It is good a change after study. (散歩はいかがでしょう。勉強後の良い気分転換になると思います)』 と、レイジングハートが提案する。 「ん、そうだね。さっきの問題解くのにけっこー頭使っちゃったし」 パートナーを首にさげて、なのはは家を出た。 またまた所変わって、ここは時空管理局所属の巡航艦、アースラ内ブリッジ。 艦長のリンディ・ハラオウンは、キャプテンシートに座っていた。 「ここのところ大きな異常はなし。いいことねぇ~」 と言って、日本茶の淹れてある湯飲みに手を伸ばす。 そのまま飲むのかと思いきや。角砂糖を2個、さらにミルクをたっぷり注いだ。 そしてよくかき混ぜ、一口。 「うん、美味しい」 『本当に美味しいのか?』と突っ込みたくなるが、そこは暗黙の了解というやつで。 「あ、艦長!お疲れさまですっ」 「あら、エイミィ早いわね。もっとゆっくりしてても良かったのよ?」 ブリッジのドアが開き、入ってきたのはエイミィ・リミエッタ。 ショートカットに1本ハネた癖っ毛(?)、活発そうな顔立ちの少女だ。 「ご心配なく!ちゃーんと休憩はしてきましたから。それに・・・・」 と、彼女はそこで言葉を切って顔を引き締めた。 「それに?」 急に真面目な表情になったエイミィに、リンディは疑問符を浮かべる。 「何だか落ち着かないんですよ。オペレータとしての勘っていうか――」 優秀な管制官である彼女の経験と勘が、何かを訴えていた。 「こういう『異常なし』って日が続いてると、『唐突に何かが起こる』って」 「ぇ・・・・」 一時の静寂がブリッジを包んだ。 「――なーんちゃって!やだなぁ艦長、冗談ですよジョーダン!」 自分の言葉を間に受けてしまったらしい艦長に、 エイミィは『あははは』と苦笑いながら前言を撤回。したつもりだったが、 ヴィー!! ヴィー!! 突如としてアースラの管制システムが異常を感知した。 「ありゃ、当たっちゃった?」 タラ~ッと、エイミィの頬に一筋の汗が流れた。 目次へ 次へ
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魁!! 魔法学園リリカル男塾 第一話「大波乱!! 男塾VS機動六課!!!」 「日本男児の生き様は~! 色なし恋なし情けあり~!!」 時は早朝、場所は機動六課のすぐ隣の木製の校舎、響くのは男達が野太い歌声で奏でる自分達の塾を謳う塾歌、それは六課のお隣さんのある学校のいつもの風景だった。 それはただの学校ではない。 あえて言うならば学校とは名ばかりの狂気の戦闘集団、世に男塾と呼ばれる男の中の男を鍛える為の最狂最悪の学校組織である。 男塾ミッドチルダ分校の校庭に集まった男塾塾生一同は日課の塾歌唱和を以って朝を迎えていた。 男塾で鍛えに鍛えぬいた屈強な男達の歌声である、無論だがウルサイことこの上ない。 だが相手は“アノ”男塾である騒音はこれに終わらない事は説明するまでもないだろう。 塾歌を歌い終えた塾生一同の前に着物を着た一人の男が現われた、その男こそが男塾の塾長である江田島平八その人である。 「ワシが男塾塾長、江田島平八でああああぁぁる!!!!!!」 凄まじい怒声、本当に人類が発しているのか疑いたくなるような声量である。 その声の大きさに男塾の窓ガラスが次々に砕け散り、お隣の機動六課隊舎の窓ガラスも割れていく。 ちなみにこの壮絶な騒音公害はなにも今日が初めてという訳ではないのだ。 男塾のミッドチルダ分校が出来てからというもの数ヶ月の間、ほぼ毎日こんな調子で朝を迎えている始末である。 いい加減に我慢の限界を迎えるのが自然の成り行きな訳だろう。 「ああもう! うるせえええええぇっ!!!!!」 ヴィータは叫んだ力の限り、基本的に気の短い彼女にはもはや毎朝恒例のこの騒音地獄にこれ以上耐える事はできない。 「毎朝毎朝、うるさ過ぎだっつうの! もう我慢できねえ、あいつら全員まとめて叩きのめしてくる!!」 グラーファイゼンを肩にかついだヴィータが鼻息を荒くして殴りこみをかけようとする。 そんな彼女にスバルとティアナがしがみ付いて必死に止めようとしていた。 「ダメですってヴィータ副長、あの人達は絶対ヤバイですから!」 「だからデバイスは収めてください!」 「放せ! あたしはもう我慢できねえんだあああ!!!」 しがみ付いてなんとかヴィータを宥めようとするスバルとティアナだが、ヴィータは問答無用で二人を振り払いグラーファイゼンを振りかぶって隣接する男塾に向かう。 そしてそんな彼女の前に立ち塞がる一つの影。 「なんだよ、なんか文句あるのか!?」 立ち塞がったのは緋色の髪をポニーテールに結んだ美女、それはヴィータと同じく夜天の守護騎士である烈火の将シグナムである。 ここでヴィータを止めてくれるかと期待した周囲の六課メンバーだったが、次にシグナムが発した言葉にその期待は容易く覆った。 「実は私もあの連中のやかましさには辟易していたんだ。行くならば私も行って文句の一つでも言わせてもらおう」 シグナムは炎の魔剣レヴァンティンを構えて瞳に爛々と怒りの炎を燃え上がらせながらそう言った。 もはやこの場に怒りに燃える二人の騎士を止められる者はいなくなった。 △ 「「たのも~う!!!」」 男塾の校門前、ヴィータとシグナムの二人はデバイスを手に構えてそう叫んだ。 もはや気分は前線で戦うくらいに興奮して意気揚々と高まっている。 そして凛とした澄んだ美少女と美女の声に反応した男塾の面々が校門に殺到した。 「見ろ~、女じゃあ! 女がおるぞ~!!」 「ホントじゃあ! なんで女がこの男塾(ミッド分校)におるんじゃあ!?」 走り寄りながらそう叫ぶのは男塾一号生、松尾鯛雄と田沢慎一郎の二人である。 そしてその二人の後を追って続けて走ってきたのは極小路秀麻呂という小柄な青年。 「見ろよあのボインちゃんを、ありゃあお隣の機動六課の姉ちゃんだぜ。きっと俺たちがあんまり良い男なんでわざわざ誘いに来たんだ」 「ほ、本当か秀麻呂!?」 「ああ、きっと間違いねえぜ」 「よっしゃあ!! それじゃあさっそくお近づきの印に俺がデートに誘っちゃる~!!」 「待て~い松尾! 抜け駆けは許さんぞ」 「うるせえ、早いもん勝ちじゃあ。お姉さ~ん、俺とステキなデートして一緒にステキな朝を迎えてくれ~い♪」 松尾のその叫びと共に“我先に”という男塾の面々が凄まじい形相で以ってヴィータとシグナム(主にシグナム)の二人に全力で駆け寄る。 それは気の小さい人間ならば軽くショック死してもおかしくないくらいの迫力だった。 なんせ男塾で狂的なシゴキを耐え抜く男塾の屈強な男達が目を血走らせて、鼻の下を伸ばし、野太い声を上げ、口からは飢えた野獣の如く涎を垂れ流して大群で押し寄せてくるのだ。 これではヴィータが手にしたデバイスを振りかぶったとて致し方あるまい。 「うわっ! な、なんだこいつら!? こうなったら‥‥アイゼン、殺られる前に殺るぞ!!」 カートリッジを排夾し魔力をたっぷりと満たした鉄の伯爵の名を冠する鉄槌のアームドデバイス、グラーファイゼンが唸りを上げて振るわれ群がる塾生を薙ぎ払った。 ちゅど~ん! 「ぎゃあああっ!!」 「ぐああああっ!!」 最高クラスのベルカの魔道騎士の一撃に大地が砕けて抉られ、塾生達が吹き飛ばされていく。 悲鳴を上げて吹っ飛ぶ塾生、普通の人間なら魔力ダメージのショックに気を失ってもおかしくない(というかそれが普通)なのだが屈強さが売りの男塾の面々は倒れてなおシグナムに這って近寄って行った。 「女じゃあ~、モノホンの女じゃあ~」 「こんな近くで女を見るのは久しぶりじゃのう‥‥‥お姉さんそこの喫茶店でお茶でもせんかのう~」 「ひいっ!」 濃ゆ~い形相と野太い声そしてやたら汗臭い身体で以って這いずりながらシグナムに近寄る男塾の塾生達、その迫力たるやシグナムを恐怖させるのに十分すぎるものだった。 彼女が思わず悲鳴を上げるのも無理は無いだろう、いかに歴戦のベルカの騎士とて一人の女なのだ。 シグナムは手にしたレヴァンティンの刃を咄嗟に振りかぶる。 瞬間、甲高い金属音を立てて炎の魔剣の刃は長大な日本刀に止められた。 「おい姉ちゃん、俺の後輩に随分とふざけたマネしてくれてるじゃねえか?」 2メートルは軽く超えるだろう長身とそれにも勝らん長大極まる長さの日本刀を軽々と振りかざし、眼光は手にした刀に負けず劣らずの鋭い凄まじい気迫の男。 名を赤石剛次、男塾二号生筆頭を務める男塾最強の剣士である。 赤石の剣にシグナムは即座に一歩引いてレヴァンティンを構え直した。 (この男‥‥できる、それもかなりの使い手だ) 赤石はそのシグナムを軽く見下すような目で眺めながらヴィータに視線を移す。 そして手にしていた豪刀を肩に担いでいた鞘に戻すと口を開いた。 「おい小せえ嬢ちゃん、今からワビ入れるんなら許してやらん事もねえぜ? だがこれ以上俺の後輩をいたぶるってんなら俺が相手だ、手加減はしてやるが少しばかりオシオキさせてもらう事になる」 完全に見下したような態度にヴィータの怒りに一気に火が付いた。ヴィータは手にしたグラーファイゼンを突きつけて吠え掛かる。 「誰が“小さい”だコラッ! だいたいてめえらがキモイから思わずデバイス使っちまったじゃねえか!! そもそも毎日ウルセエんだよ!!!」 「まったく気の短いチビだぜ、そんなに怒鳴ったってお前の背丈が伸びる訳でもねえだろうが」 気にしている背丈の事を言われてヴィータは思わずカチンときた。 「チビ言うな!!!」 唸りを上げるグラーファイゼン、だがそこに天を裂き地を割らんばかりの怒声が鳴り響いた。 「ワシが男塾塾長、江田島平八であああああぁぁる!!!!!」 続く。 目次へ 次へ
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八神春風(やがみはるか) 一人称:私 性別:女性 魔導師ランク:C~B- 使用デバイス:リインフォースⅡ、シュベルトクロイツⅡ 使用魔法:ラグナロク、ミストルティン、ミョルニル、エンドオブ・ザ・ワールド、ゴルゴンショット、ファイナルラグナロク チェーンバインド、サンクチュアリ、キュアウィンド、Ark Ray 「鬱はやて」でははやてと暴漢、「魔法少女リリカル春風」でははやてとユーノの間に生まれた一人娘 両作品を繋ぐ「時を駆ける春風」では暴漢からはやてを救出、「自分が存在しない未来」を選び、はやての幸せの為に自らが消滅する事を選んだ 鬱はやて 誘拐され、性的暴行を受け続けたはやてが望まずして孕まされる事となった娘 精神的、肉体的に傷付いたはやては自殺寸前まで追い詰められるが、自分に宿ったもう一つの命を守る為に生きる事を選ぶ 「この子には、自分の分も幸せになって欲しい……」 それが、はやての決意だった その後、はやてはヴォルケンリッターと再会、再び「家族」となる事をを選ぶ 理不尽な暴力によって引き裂かれた幸せは、15年の歳月を経て蘇るのだった もう一人の「家族」と共に…… 「もう一度、暮らそうよ……」 魔法少女リリカル春風 何だかんだではやてとラブラブになったユーノとはやての間に生まれた子供。脅威の9歳児夫婦誕生であった 生まれた時からはやて、ユーノ、ヴォルケンリッターと言った超高ランク魔導師に囲まれて育つ 幼い頃に魔法の存在を知り、魔導師に対して憧れを持つ事となる 14歳の誕生日でデバイスを両親からプレゼントされ、見習い魔導師として修行を開始 両親譲りの大魔力と、奇跡的な魔力コントロールセンスの無さのせいでいつも魔法が暴発してしまうのが悩みのタネ 溜めれば溜めるほど暴発の威力も上昇し、その威力は成長したなのはすら巻き込んで引き分けに持ち込む程 使用デバイスは、融合(ユニゾン)の「リインフォース2」とアームドの「シュベルトクロイツⅡ」 はやてと違って、リインフォースを魔道書の形で具現する事はまだ出来ていない 幼児体型にコンプレックスを持っており、秘密でバストアップ法を調べていたりする 「私ね、お母さんみたいなかっこいい魔導師になりたいんだ」 「それでも……それでも、まだ諦めない!」 「やー!はるかもまほうつかいになるのー!」 リインフォース2 一人称:リイン2・私(目上の相手に対して、たまに使う) 性別:女性 魔導師ランク:??? 使用魔法:ラグナロク、ミストルティン、ミョルニル、エンドオブ・ザ・ワールド、ゴルゴンショット、ファイナルラグナロク 春風のデバイスである「リインフォース2」に最初からプログラミングされていた人格プログラム はやてのリインフォースⅡをコピーしたはずなのに、何故か性格はガサツで荒っぽくなってしまった オリジナルのリインⅡとの違いは髪の毛の色で、こちらのリイン2は銀髪 気に入らないことがあるとすぐに口に出し、ついでに手と足も出てしまう乱暴者(主に被害者はアーク) 主なケンカ相手はヴィータで、ケンカの原因はおやつの取り合いかチャンネル争い 魔法の開発と研究を趣味としており、漫画やゲームで知識を仕入れては魔法に応用出来ないかといつも考えている 問題は、デバイスの所有者である春風の実力を考えずに自分の好きな様に魔法を作ってしまう事 威力だけを突き詰めて作ったエンドオブ・ザ・ワールドはカートリッジ百数十本、詠唱時間数時間と言う誰も撃てない魔法になってしまった 実は泣き虫で甘えん坊なので、春風が構ってくれないと自分は捨てられてしまうと早とちりしてしまう事もある その度に泣き出してしまい、春風に撫でてもらうまではずっと泣き続けている 春風に撫でてもらうと安心し、そのまま泣き疲れて寝てしまう事も度々 魔法開発以外の趣味は、シューティングゲームやアニメ、映画鑑賞に漫画等 特に、シューティングゲームはかなりの腕前らしい リインフォース2の本体をパソコンに直に接続して、怪しげなサイトから色々と知識を蒐集する事もある 「マイスターにはリイン2がいるです!だから、絶対に一流の魔導師にして見せますです!」 「リインフォースを……闇の書を、呪われた魔道書だなんて呼ばせませんです!!」 「ふにゃー……すぴー……」 アークレイ 一人称:僕 性別:男性 魔導師ランク:???(守護者時代は、S以上と思われる) 使用魔法:チェーンバインド、サンクチュアリ、キュアウィンド、Ark Ray ユーノに連れられて遺跡見学に向かった春風が偶然遭遇した、元人間の人格プログラムであり、10歳の時に「守護者」として生まれ変わる儀式を受けた古代王国の王子 「守護者」とは強力な結界を国境に展開し、外敵の侵攻を食い止める人格プログラム 国を丸ごと囲うほどの魔力の代価として支払うのは自らの肉体であり、守護者とは国を守る為に人間である事を放棄する必要があった 人間時代のアークはその様な役目に自ら志願し、国に自らの存在を捧げる事を選んだ しかし、アークが守護者として生まれ変わる夜に周辺国家は一斉に侵攻を開始、一晩にしてアークレイ王国は滅亡 50年に一度だけ、守護者が不在となる儀式の夜を狙って周辺国家は同時に侵略を開始……わずか数時間で王宮は陥落する事となる 唯一、殺す事が出来ない存在と成り果てたアークは宮殿の地下に封印される 膨大な魔力を自らの存在の維持にしか使う事が出来ず、およそ2万年ほど地下に存在していた 自分の無力を嘆き、自らの消滅を望み、可能なら、今すぐに消え去ってしまいたいと願っていた 春風がアークにしてあげた事は二つ 一つ目は、新しい役目を与える事。自分のデバイスの中で、自分を「守護」する存在となって欲しいと言ってくれた 二つ目は、抱きしめてあげる事。自責の念に囚われていたアークを抱きしめ、「もう泣かなくて良い」と言ってくれた 自分を受け止めてくれる存在に出会えた事がアークに希望を与え、もう一度誰かを守りたいと思う様になる 彼が選んだのは、春風のデバイスのプログラムとして「守護」を担当する事 普段はリイン2の後ろに隠れているお姉ちゃんっ子で、暴走しがちな姉をなだめるのが日常 非常に高度な魔法開発能力を持っていて、リイン2と協力して人格プログラムの独立魔法を開発する事にも成功 その魔法は、春風の学校に忘れ物を届ける為に使われている 「あ、あぅ……姉さんがいじめる……」 「わわっ!?姉さん落ち着いて下さい!」 「僕の役目は……マスターを護る事です」 コア
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そんな周囲が大騒ぎになっている間も万太郎はルーテシアの巨大召喚獣と激闘を 繰り広げていた。この戦いもやはりリングの上で悪行超人と戦う時と違って ダラダラと長期戦をやるわけにも行かないので、結構あっさりしていた。 「それぇい! 48の殺人技の一つ! 風林火山!!」 出た! またも48の殺人技! しかもこれはキン肉スグルが超人オリンピック チャンプとなった後の世界サーキットの際に当時のハワイチャンプである 超人界有数の返し技の名手ジェシー・メイビアを倒した時の技、「風林火山」である。 「素早き事風のごとく!」 万太郎は巨大召喚獣の脚に自らの腕を引っ掛け、そのまま円を描くように 高速で走り出した。その速度のあまり竜巻が発生する程である。 「静かなる事林のごとく!」 さらに万太郎は巨大召喚獣を腕に引っ掛けたまま、先程の竜巻に乗って ローリングクレイドルで天高く舞い上がった。 「侵略する事火のごとく!」 天高く舞い上がった後、万太郎は巨大召喚獣の頭をパイルドライバーで地に打ち付けた。 「動かざる事!! 山のごとし!! キン肉フラッシュ!!」 トドメはキン肉スグルが怪獣を倒す際に主に使用したと言われる光線技、キン肉フラッシュ! 超人に対しては効き目は薄いが、何故か怪獣に対しては恐ろしい威力を発揮した キン肉フラッシュは忽ち巨大召喚獣を爆発四散させたのであった。 「おおー! あの巨大豚男が勝ったぞー!」 「うそ~! 万太郎君ってあんなに強かったんやね…タダの豚男や無かったんやね?」 万太郎が巨大召喚獣を倒した事実は周囲で戦っていた管理局員達を騒がせ、 特に万太郎をただの豚男としか認識していなかったはやては相当驚いていた。 巨大召喚獣を倒した後、万太郎は自らの筋肉をアピールする様なパフォーマンスを 取っていたのだが、自身の召喚獣が倒されたにも関わらずルーテシアは顔色一つ変えなかった。 「良いよ…まだ沢山いるから…。」 と、言い放つと共に新しい巨大召喚獣を次々に万太郎の周囲に投入して来たでは無いか。 「ゲ…ゲェ――――――!!」 これには万太郎もビビッてチビッた。 「一体だけでも大変なのにこれは無いよ~!」 早速怖気付く万太郎だが、巨大召喚獣は構わず攻めて来た。 「ええい! マンタロー一本背負い!!」 ヤケクソになった万太郎は再び巨大召喚獣に対し柔道の一本背負いで投げ飛ばした。 ちなみに万太郎の父であるキン肉スグルが日本育ちである事もあって 万太郎もスグルから良く柔道に関して仕込まれていた事実があったりする。 さて、万太郎が一本背負いで投げ飛ばした巨大召喚獣がどうなったのかと言うと、 これたまたやっぱり先の48の殺人技で投げ飛ばされたガジェット同様に 聖王のゆりかごに激突するワケである。その時には既に多数の局員や なのは・ヴィータらが内部に突入していた故にこれはこれで大変な事になっていた。 「かなり揺れてるね! どうして!?」 「ウチで面倒見てたあの豚男が何かやらかしたらしい。でもそんな事は関係ねぇ。行くぞ!」 「うん!」 こういう状況でも構わず任務へ突き進むなのはとヴィータは強いと言うか何と言うか… 「やめた…。私にまでニンニクの匂いが移りそうだから別の所に行く…。」 ルーテシアの召喚獣はまだストックがかなりあったが、その都度万太郎に投げられて 聖王のゆりかごにダメージが入ってしまうので、やめてそのまま何処かへ行ってしまった。 それには万太郎もホッとしてその場に座り込み、一息付いていた。 「は~! 終わったか~!」 「Ⅱ世! まだですよ! まだ戦いは終わってませんよー!」 ミートの言う通り、空ではガジェットや武装局員達が飛びまわっている。 「え~…そんな~! もう疲れたよ~!」 「そんな事言っても良いんですかー!? 女の子達に嫌われても良いんですかー!?」 「そ…そうだった! この戦いで活躍して僕はモテモテになるんだー!」 またまたミートに乗せられて万太郎はやる気を取り戻し、立ち上がっていた。 「お嬢さん! この僕とカルビ丼でもどうですか…?」 「黙れしつこいこの豚男!」 「ギャヒッ!」 万太郎はしつこく何度も戦闘機人にナンパを仕掛け、その度に袋叩きにされていた。 「まったく何度袋叩きにされれば気が済むんだコイツは…。」 「構うな! ニンニクの匂いが移るぞ!」 戦闘機人達が去った後で、その場に倒れていた万太郎の隣にミートが歩み寄った。 「Ⅱ世もういい加減にしてくださいよ。何度ナンパすれば気が済むんですか?」 「フフフ…ミート…僕の辞書に諦めと言う文字は無いのさ…。」 「ハ~…。女の子の事になるとすぐこれだ。その根性を少しはトレーニングや 戦いなどにも使ってくださいよ。」 ミートはすっかり呆れていたが…、ここで万太郎がスカリエッティの目に入るのは当然の事だった。 「何だあのムキムキの豚男は…。」 スカリエッティの正面に映っている画面にはカルビ丼を食っている万太郎が 映し出されており、スカリエッティも呆れてしまっていた。 だが、そうしながらも計測器で万太郎の力に関して計測していたりもする。 「魔力資質はゼロ…だが運動能力、体力、耐久力、回復力は人間のそれを遥かに凌駕している… と言うかニンニクを食って巨大化したり魔力も無いのに手から光線を出すとは一体何者なんだ?」 疑問に思っていたスカリエッティだが、新たな映像を見た直後にかなり気まずい顔になった。 「しかも…何かかなり下品な方法で空を飛ぶし…。」 映像には万太郎が放屁で飛ぶ光景が映し出されており、別に匂いが届いてくるワケでも 無いのに思わず鼻を摘んでいた。 その後、各所で様々な戦い…様々なドラマが展開されていた。 スバルとその姉、ギンガとの姉妹対決があったり…ティアナが脚に傷を負いながらも 戦闘機人数人と戦ったり…どさくさに紛れて一儲けしようとやって来て 管理局とスカリエッティ軍団の両方に有償でカルビ丼を振舞っていた カルビ丼屋台で万太郎がカルビ丼を注文して食ってたり…かつてなのはに重症を 負わせた機械兵器にヴィータも重症を負わされたり…万太郎がやっぱり 戦闘機人にナンパを仕掛けて袋叩きにされたり…何故か時空を超えて ミッドチルダまでやって来たアデランスの中野さんと吉貝アナが 戦闘の実況中継を始めてしまったり…カルビ丼屋台のオヤジが屋台を 引きながらも雨あられと降り注ぐ魔砲を華麗にかわしたり… 万太郎がせっかくティアナのピンチに颯爽と現れて格好良い所見せようとしたのに ニンニク臭いとか言われてティアナにまで撃たれてしまったり… キャロのフリードとルーテシアの召喚獣の激闘が繰り広げられたり… 万太郎がせっかくスバルのピンチに颯爽と現れて格好良い所を見せようとしたのに ニンニク臭いとか言われてシューティングアーツで殴り飛ばされてしまったり… 万太郎のニンニクの匂いの混じった放屁が余りにも臭くて管理局魔導師達や ガジェットが大量に落ちてしまったり…万太郎がガジェットを48の殺人技で 投げていたら間違えてその辺の武装局員まで投げ飛ばしてしまったり… シグナム&リィンフォースⅡとゼスト&アギトの激闘が繰り広げられていたり… 中野さんのカツラが飛んだり…エリオとガリューの激闘が繰り広げられていたり… シリアスな戦いが万太郎のカルビ丼音頭のせいで台無しにされてしまったり… 間違って万太郎がガリューをキン肉バスターで倒してしまったり… 獲物を取られて怒ったエリオに万太郎が追い駆けまわされてしまったり… カルビ丼屋台がなんと聖王のゆりかごの甲板上にまで出張して来ていたり… 先程飛んで行った中野さんのカツラが何故かルーテシアの頭にはまったり… 先程重症を負ったヴィータを皆が治療しようとするけど、医療班はおろか シャマルの治療魔法さえお手上げでそのまま死亡は確実と思ったら、その時たまたま 近くにいた万太郎のマスクが剥がれそうになって、隙間からかすかに漏れ出した フェイスフラッシュの光を浴びてヴィータが五体満足で蘇ったり… 実はヴァイスやレジアス中将はプロレスオタだった事が発覚したり… 万太郎が何故かリリカルなのはストライカーズのOPテーマを歌うんだけど あまりにも音痴すぎて周囲にいた連中みんな耳の鼓膜が破れてぶったおれたり… 万太郎はロリコンじゃないのでさりげなくキャロだけ相手にされて無かったり… 実は中野さんはカツラの予備を幾つも持っていた事が発覚したり… ルーテシアが中野さんのカツラを気に入ってしまったり… なのはが必死になって聖王のゆりかごに捕らわれているヴィヴィオを 救出しに来たら何故かそこにもカルビ丼屋台があってヴィヴィオがカルビ丼を ごちそうになっていたり…しかもなのはが代金を払わされたり… さらになのはが代金支払う光景が中野さんと吉貝アナによって実況中継されたり… フェイトが潜入してた洞窟内の研究所でも何故かカルビ丼屋台が出張してたり… さらにそこにも何故か中野さんと吉貝アナが態々実況中継してたり… はやてがラグナロクしたら間違って万太郎に直撃したり…ミートとユーノが仲良くなってたり… またまた万太郎が戦闘機人にナンパしかけて袋叩きにされてしまったり… などなど…本当の本当に色んな事があったのである。 前へ 目次へ 次へ
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仮面ライダーリリカル電王sts第六話 「必然の出会い!」 「はやてよ。下樸達も良い目をしておるな。」 「何言うとるん当たり前や。それに皆下樸やない家族や。」 一人しかいないハズの部隊長室で、はやては白きイマジンと話していた。 「しかし、ジークと出会ってもう半年も起つんか。」 「早いものだ。」 「早くないよ。いろいろあった。」 「そうだな。」 はやてこのイマジン、ジークの出会いは半年前のこと。ジークは良太郎同じく次元震でこちらにやって来たのだ。 ジークは元々実体化していたが次元震の影響で光となってさまよっていたのをはやてが発見し自らの体に留まるよう言ったのだ。それから、半年が経ち今では体を幻影として映せるまでに回復したのだった。 「このイマジンの大量出現…、何んやろう、何か気になるんよ。」 「同感だ。」 「何かとてつもないものが動き出しとる。私らが頑張っていくしかないんや。」 「私も微力ながら手伝おう。」 「ありがとジーク。」 「例には及ばん。」 部隊長室ではやてがジークと話していた時、スバル達は急いでいた。モモタロスが新たなイマジンを見つけたのだ。そして、スバルと離れた、キャロは良太郎と合流した。 「良太郎さん!」 「キャロちゃん!どうしたの。」 「どうしたやない。イマジンや。」 「イマジンが!分かった。て、何でいきなり口調が変わって。」 「俺やキンタロスや。」 「キンタロス!?もしかしてエリオ君達と同じことになったんだ。」 「そんなのはどうでもええ。来たで!」 Kキャロの言葉に振り向くとそこには改造イマジン、ライノイマジン改がいた。 左手をハンマーにしたそのライノイマジン改は、良太郎にハンマーを向けると叫んだ。 「電王。今日こそ死んでもらおう。」 「いくで!良太郎!」 そう言うと、キンタロスは良太郎に憑いて腰にベルトを巻き、ライダーパスを構えた。 「変身!」 そう言うとライダーパスをベルトにセタッチさせた。すると、身体を黒いアーマーで覆いにその上に金色のアーマーが装着され、良太郎は仮面ライダー電王アックスフォームとなるとその周りに懐紙吹雪が舞い、こう言った。 「俺の強さにお前が泣いた!涙はこれで拭いときや~!」 電王はライノイマジン改に向かって突っ込んでいった。持ち前の防御力でライノイマジン改の攻撃を受けながら攻撃していくとライノイマジン改は近くにいた局員を捕まえた。 「こいつがどうなってもいいのか。」 「卑怯やで。」 「卑怯なんてものな…ギャアァァ!」 「二人とも大丈夫!」 「フェイトさん!」 ライノイマジン改に突然、稲妻の槍が刺さるとライノイマジン改は吹き飛びそこにフェイトが現れた。 しかし、良太郎は気づく、捕まった局員の時の扉が開いたことを。 「あかん!扉が。」 「今だ!」 ライノイマジン改は扉へと飛び込んだ。そして、過去へと飛んだのだ。 「過去に行かれてもうた。」 「過去に行くってどういう事?」 「時を超えることね。」 フェイトが尋ねると近くにいたハナが答えた。イマジンは契約者の願いを叶えることで、過去を強く思い出させその時間に飛ぶことが出来ることを。 「しかも、過去じゃ俺達は良太郎に憑けんのや。」 「ケータロスさえあれば…。」 「ケータロス?もしかして、この携帯のこと。」 「それです!」 「後は、何処に飛んだかや。」 電王はチケットを局員の額にあてた。すると、イマジンの飛んだ時間が浮き出てきた。 「えっと、この日、何が、有ったのか覚えてます?」 「確か、その日は、空港で火事があった筈だ。」 「あの時の火事!」 「フェイトさん知ってるんですか?」 「えぇ。知ってるわ。ロストロギアの暴走が原因の火災で私も救助していたわ。そして、6課創設の理由でもあるの。」 このことにより、電王は、スバルとより関わりが深くなっていくのである。 さて、ここで一旦良太郎達から視点を変える。 ここは、6課部隊長室を見る事が出来る茂み。そこにはやてを狙う影があった。右手をライフルに改造されたソレはオウルイマジン改である。 「全く、人間は隙が多い。死んでもらうぞ、八神はやて。」 オウルイマジン改が狙撃しようとしたその時、スコープの目の前に小鳥が止まり見えなくなってしまった。 「クソッ!邪魔だ。」 小鳥を払い除けると既にはやての姿はなかった。 「クソッ!畜生!こんな鳥のせいで!」 そう言うと小鳥をライフルで撃ち抜いた。 すると、辺りにラップ調の曲が聞こえて来た。そちらを見ると茶色で紫のシミのついたキャップを被り、紫のメッシュが入ったオレンジ色の髪をツインテールに纏めた女性がいた。 女性はDJ風のステップで近づくと、オウルイマジン改に向けてこう言った。 「クロスミラージュ、セットアップ♪お前、気に入らない。倒すけどいい?」 「何だと!」 「答えは聞いてないけど。」 言葉を遮り、光に包まれた女性、ティアナはそう言った。 そして、バリアジャケット姿と成るのだが、いつもと違い、両肩のサイドに紫のアーマーが装着されていた。 「人間風情が。」 そう言い、迫るオウルイマジン改。 しかし、ティアナはダンスのように、ステップを踏み、全ての攻撃をかわすと、クロスミラージュから次々と魔力弾を叩きこんでいた。まるで楽しむように。 そして、オウルイマジン改を壁に追い詰めるとこう宣言した。 「最後いくよ、いい。答えは聞いてない。」 そして両肩のアーマーが開き中央のクロスミラージュへと魔力を収束させ、放ち、オウルイマジン改を倒した。 しばらくしてスバルがその場所に着くと、既にイマジンの気配はなかった。 「誰か、倒しやがったな。」 「あ、スバルちゃんだ!」 ティアナはそう言うとスバルに抱きついた。 「ティ、ティア?なにしてんの、それにその格好…。」 「それより、ネェネェ良太郎は?良太郎は何処いったの。というより、見つかった。」 「え、えぇ~!もしかして、ティア、良太郎さんと付き合ってるの?」 「いい加減にしなさい!アンタは何でいつもそうなるのよ!」 「あ、いつものティアだ。」 スバルが話しているとモモタロスが割り込んできた。 「オイッ、リュウ!いい加減にしやがれ。」 「リュ、リュウ?」 「そ、リュウタロス。良太郎さんの仲間のイマジンらしいわ。」 「そうなんだ。」 「そういうこと…、うん?何だ良太郎か。何が起きたんだ。イマジンが過去に飛んだ!?オイッお前らどうやら話してる暇はないらしいぜ。急いでデンライナーに乗るぞ。」 「うん、分かった。」 新たに現れたイマジンジークとリュウタロス。二人の実力は。改造イマジンとは。隠された秘密を暴いてゆこう。次回を待て 次回予告 Rティアナ「皆、お久しぶり!元気だった?」 アイン「こんな時こそ静かにしろ。」 Rティアナ「ごめんなさ~い。」 アイン「次回仮面ライダーリリカル電王sts第七話「時と過去」」 Rティアナ「お楽しみにね~。」 戻る 目次へ 次へ
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フッケバイン一家 謎の犯罪者集団 ロストロギアなどを集めていたりするが目的は一切不明 それはそれとしてお気楽極楽のんびりまったり日々を過ごしていたりする なぜか管理局のメンバー等と親しく付き合っているのだが深く考えたら負けだろう(誰に?) 女性陣 カレン・フッケバイン フッケバイン一家の頭領にして最強のおばさん(と呼ぶと後ろからグサリ) 乳でかい尻でかい態度でかい器量でかいと別の意味で規格外な人 感染者なので戦闘ではめっちゃ強い 家族(サイファーとアルナージ)と仲が良いエリオとアツェレイを気に入っている 特にエリオに対してはいつの間にかちゃっかりいいポジションを得ていたり侮れない 愛人狙いと言う意味ではなのはと似たようなものか、どっちも強いし サイファー エリオの嫁(の中では割と新参) フッケバイン一の剣術使いでありエリオと(文字通り)殺し合った末にエリオの存在が気になり始めた ただし気になり始めてから惚れるまでが次元転移ワープ並に早い あとここ最近では珍しい超乙女キャラ 本心ではエリオともっと仲良く(具体的には恋人みたいに)なりたいのに恥ずかしくて行動に移せないヘタレ しかも脳内でエリオをネタにしたエロい妄想をすると決まって鼻血を噴く エリオの事を考えて鼻血を噴いて瀕死の重傷になるのはもはや様式美 もしかしたらエリオは感染者(=サイファー限定)を殺せる唯一の存在かもしれない アルナージ アツェレイの嫁(の中では割と新参) フッケバインの能天気ガンナー、愛称は「アル」だから決してアナルと呼んではいけない 基本的には難しい事を深く考えない性格でアツェレイやシャンテとは良い友人として知り合った アツェレイとは互いに自宅に遊びに行ったりするくらいフレンドリー アツェレイの嫁にしては珍しく巨乳系、あと下乳系 下乳に関してはシャンテと凌ぎを削っている アツェレイはアルナージのアナルを攻めるのが得意らしい なかなか凄惨な過去を持っているようだがそれを表に出す事は少ない ステラ フッケバインで唯一の癒し担当、彼女の行動は一つ一つが和む 戦艦フッケバインの操舵や食事の支度なども行っており小さいながらに万能 ちなみにフッケバインの自動操縦のために自身の頭脳の処理能力をほとんど使っているのでその時だけ上記の性格に変わっている そのためしゃべる事はできないが代わりにボディランゲージなどで表現する 停泊中やリアクト中に出る本来の性格は毒舌幼女だったりする だが基本的な部分の優しさや家族大好きな性格は同じようで、別に航行中の性格が偽者とかではないようだ 男性陣 基本的に出番無い このページも女性陣が先に書かれている事から男性陣の扱いがよくわかる ヴェイロン 戦闘狂でトリガーハッピー、でも出番無い 本編で嫁になりそうなキャラが出たがまだまだ出番無い トーマのライバルキャラだがリリカル学園ではトーマがまだメジャーではないのでライバル設定も生かせていない ドゥビル 脳筋、あと常時上半身裸 筋トレが趣味 フォルティス 頭脳派、でも出番無い 他の男性陣と比べても特筆する部分がないのでなお影が薄い
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仮面ライダーリリカル電王sts第七話 「時と過去」 その職員はその日、ミッドチルダ北部臨海第八空港火災の現場に居た。 「酷いな…」 大規模な空港火災。 原因はロストロギアの暴走。 内部には要救助者、それも幼い少女が二名。 しかし救助しようにも炎の勢いが強すぎる。その為現状の我々では不可能。 最悪の状況だが、希望はある。二人の魔導師。片や、管理局最強のエースオブエースの称号を持つ、高町なのは二等空尉。 そして、もう一人のエース、フェイト・T・ハラオウン執務官。 二つの希望に全てを賭けていた。 「隊長!要救助者二名、救助完了したそうです。」 「そうか…、良かった」 管制を担当している、部下が報告をしてきた時は、ほっとした。 これから起きる、不運を誰も知らぬまま…。 「グゥッ、アァ」 「隊長!どうされ…、あ、アアァッ…、ば、化物!?」 「ここかぁ」 隊長は突然、苦しみだした、部下が近寄るとそこには、サイのようなイマジン、ライノイマジン改の姿があった。ライノイマジンは辺りを見回すと、呟いた。 「損傷が酷いが、まぁいい。全て、壊してやるよぉ!」 ライノイマジン改は、暴れまわり、次々と周囲の物を破壊した。 「クソォ、くらえ!」 「何だこりゃ?痒くもねぇ」 駆けつけた武装局員が攻撃するが全く効いていない。 「て、撤退!撤退ぃ!」 「逃がすかよ!」 そう言うとライノイマジン改は左手のハンマーを構えた。すると、ハンマーが変形し、ミサイルランチャーへとなったのだ。 「し、質量兵器…」 「死ねぇぇ!」 ライノイマジン改は叫びと共に、ミサイルランチャーのトリガーを引き、10発ほどのミサイルを放ったのだった。 「ギャアァァァ!」 そう叫び、炎に包まれていく武装局員。 しばらく、眺めていて気付く、自分が殺すターゲットの一人、高町なのはの姿があることを。 「丁度いい、死ねぇ!」 そう言い、腰に装着されたホルスターから、『S W M19コンバットマグナム』を抜き、放った。 しかし、放たれたマグナム弾はなのはに届くことはなかった。何故なら、突然現れた、赤き時の列車、デンライナーに弾かれたからである。 「畜生ぉ!またかよ」 「これ以上は許さない」 デンライナーから降り立った良太郎はベルトを腰に装着し、ライダーパスを構え、言い放った。 「変身!」 そう言うと、ライダーパスをベルトにセタッチさせた。すると、良太郎の身体を黒いアーマーが包んだ。『電王プラットフォーム』つまり、基本形態だ。電王は、ケータロスを取り出し、ベルトに装着した。 すると、上空から金色のレールが現れ、その上を通り、各フォームのデンカメンが装着された剣『デンカメンソード』が電王の元へと送られた。電王はそれを掴むと、ライダーパスを挿入、金色のレールの上に立った。 すると後ろから、デンライナーゴウカを模した、オーラライナーが電王へと接近、接触すると、電王の身体に『ライナーブレスト』と言う装甲とデンカメンが装着され、デンカメンの上にデンギャザーと言うパンタグラフが展開された。 『電王ライナーフォーム』良太郎のオーラを身に纏った姿である。 「死ねやぁ!」 そう言って、マグナムとミサイルを乱射するライノイマジン改。電王は防ぎきれず、物陰に飛び込んだ。 「どうしよう…、このままじゃ」 「何、やってやがんだ。あんなもん、ぶっ壊しゃいいんだよ!」 「え、す、スバルちゃん」 本来は、モモタロスの声が聞こえるはずなのだが何故かスバルの声がした。 「何、驚いてやがる。俺達が憑いたまんまなだけだろうが。」 「え、じゃあ他の皆も?」 「あぁ。オマケに竜の奴は、ティアナって奴に憑いたんだとよ」 「えぇぇ!?」 「何、よそ見してんだぁ!」 「わっ!」 イライラしていたライノイマジン改はハンマーを叩きつけ、電王はデンカメンソードで防いだ。そして、切り返すと、右手のマグナムを弾いた。 「こ、コレなら!」 電王はデンカメンソードを両手で構え直した。 「ふざけんなぁ!」 そう言って、連射されるミサイル。電王はデンカメンソードを盾代わりに接近して切りつけた。 「グォワァ」 「え、えと。」 今回ばかりは運が味方したらしく、発射直前のミサイルにソードが直撃、ミサイルが爆発ライノイマジン改は吹き飛ばされ、電王は、一瞬キョトンとした。 「良太郎ぉ!今だ、決めろぉ!」 「う、うん」 そう言うと、電王はデンカメンソードのレバーを目一杯引いた。 すると、「ウラロッド」「キンアックス」「リュウガン」「モモソード」の順に電子音声が鳴り響いたのだった。 そして、現れた金色のレールの上に乗ると、後ろから、デンライナーゴウカ、イスルギ、レッコウ、イカヅチを模した、オーラライナーが現れ、それと共にライノイマジン改へと突撃する技『フルスロットルブレイク』を放ったのである。 「で、電車斬りぃ!」 「ヌワァァァ!」 そして、ライノイマジン改を貫き、倒したのだった。 「へぇ、そんなことがあったんだ」 ここは、機動6課隊舎にある食堂。良太郎は過去に跳んだ時に起こったことをなのは、フェイト、はやて、シグナムに話していた。 「それは、今まで戦って来たイマジンと違うところがあるらしいが、どんな所だ」 「えっと、何か無理矢理、強くなったという感じかな」 シグナムが質問すると、良太郎はそう答えた。 「つまり、改造とかをされとるんやな」 「そうなるかな?僕もよくわからないんだ」 「これからはもっと気をつけないとね」 はやてとフェイトはそう言うと少し考え込んでいた。そこにシャーリーがやってきた。 「良太郎さん、ちょっとお願いしても良いですか?」 「えと、何ですか」 「ちょっと、電王の戦闘データがとりたいんですけど良いですか?」 「えっと良いですけど、どうして?」 「今後のイマジンとの戦闘に役立てたいんです。」 「わ、分かりました。けど、どうやって?」 「なのはさんと模擬戦をしてもらいます。なるべく良いデータがとりたいし、今まで接近戦しか見てませんから」 「でも、もし」 「あ、怪我とかの心配はありません。オーナーさんの許可を取って非殺傷設定にしてありますから」 「そう、ですか…。じゃあ」 「その勝負、僕にやらせて!」 「てぃ、ティアナ!」 「リュウタロス!」 そこには真っ直ぐになのはを睨むRティアナの姿があった。 「リュウタロス?」 「どうやらティアナもスバル達と同じらしいの」 フェイトが驚き呟くとハナが答えた。その間にも、Rティアナは近づいて来た。そして、良太郎へと憑くと、なのはを指差し、言い放った。 「お前、気に入らない!お前は、ティアナお姉ちゃんに酷いことをした、だから許さない!」 「え、えぇ!」 なのはは狼狽えた。よく意味が解らないからだ。 「お姉ちゃんを動けなくして、酷いことをした、お姉ちゃんを泣かせた。だから、僕は、お前が気に入らない!」 誰もが驚いた。ティアナ自身、心当たりはあるがリュウタロスが知っているはずはない。 しかし、ウラタロスは何か分かったらしくエリオに憑くと仮説を述べた。 「もしかして、リュウタロスだけ、過去に跳んだんじゃ」 「え、どういうこと?」 「僕とキンタロスは先輩が飛び出したあとすぐに追いかけたんだ。なのに、ここに着くまで、時間がずれているんだ」 「つまり、擦れ?」 「そう、跳んだ時間に擦れが生じて、リュウタロスは過去に跳んだんだ」 「そうだよ、僕が跳んだ時、ティアナお姉ちゃんは一生懸命練習してたんだ」 「じゃあ、あの時の光が…」 ティアナが思い出したのは、自らが行なった、練習の時、ターゲットに混ざり、自らにぶつかった紫の光であった。 「うん、その後、皆が来るまでティアナお姉ちゃんの奥にいたけど起こったことは全部知ってるよ」 「でも、あれは…」 「それでも許せないもん」 「えっとじゃあ、訓練用のフィールドに」 「分かった!」 「う、うん…」 二人は、訓練用のフィールドへと向かった。R良太郎はベルトを握りしめ、なのはは、少し、困惑気味に。 訓練用のフィールドに着くと、なのははレイジングハートを、R良太郎は、ベルトを巻くとスイッチを押し、ライダーパスを構えた。 「変身!」 「レイジングハートセェェットアップ!」 バリアジャケットを装着し、レイジングハートを構えるなのはと電王となり、デンガッシャーガンモードを構える、R良太郎。 なのはは電王に言った。 「確かにティアナにあんなことはしたけど私は!」 「僕はお前が気に入らない。お前、倒すけどいい?」 「少し、話しを聞いて!あれは!」 「答えは聞いてない」 そう言い放ちエネルギー弾を放つ電王。 それを受けた時、なのはの眼は変わった。 「何で、話を聞いてくれないのかな…。なのに、自分はワガママしほうだいなんておかしいよね…。私の言ってることそんなに間違ってる?」 「知らないよ、そんなの」 「少し、頭冷やそうか…」 そのなのはの様子を見てMスバルは呟いた。 「こ、怖えぇ」 「何か、言った?」 なのはは聞こえたのか笑顔(眼は笑ってない)で言った。 「い、いえ、何にも言ってせん!!」 何故か怯えながら答えるMスバルであった。 次回予告 シャーリー「ただいま、模擬戦が行われております。現場のスバルさん」 スバル「はい、こちら現場のスバルです。見て下さい、現場は一触即発の状態です。まさに危険地帯です!」 シャーリー「様子を詳しく教えて下さい!」 スバル「両者は全く退かず、見ているこちらにも恐怖が感じられていま」 なのは「スバル?何やっているのかなぁ?誰が怖いって?(満面の笑み)」 スバル「いや、何でも…」 なのは「少し、頭冷やそうか…」 スバル「イヤァァ!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさ、キャアァァ!」 シャーリー「どうしたんですかスバルさん!スバルさん!何かあったんですか?」 スバル「イヤァァ!」 シャーリー「何かあった模様です。えぇ、次回仮面ライダーリリカル電王sts第八話「白き魔王と紫の狂人」お、お楽しみに!」 なのは「シャァーリィー!」 シャーリー「ひ、ヒィ助けてぇ!」 戻る 目次へ 次へ
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スカリエッティ家 ジェイル・スカリエッティ 誰もが認める天才科学者であり大変人 そして自給自足型トラブルメーカーである 戦闘機人やガジェットドローンなどを初めとした様々な発明品を生み出し家計に貢献している と言うかその収入が無ければ家計がピンチ、なにしろ大家族だ 意外に常識人でもあるがそうは見られない なんだかんだ言っても家族を大切にする頼れる父親役である事は間違いない スクーデリア・ミレキリ 本名で呼ばれる事はあまり無く、基本的にスクーデと呼ばれている レンカと対を成すスカリエッティ家の和み要員 素直で優しいショタっ子である 実はスカリエッティのクローンなのであるが、目と髪の色以外はそう見えない ウーノに溺愛されており、スクーデもお母さんと慕っている 「ウーノとスクーデ」からのキャラ レンカ スクーデと対を成すスカリエッティ家の和み要員 元気でアツェレイお兄ちゃんが大好きなロリっ子である キメラ一味のプロフェッサーによって元となった少女と蝶を融合して生み出された昆虫型最強のキメラでもある 普段はごく普通の少女であるが、キメラ変身をする事で背中から美しい蝶の羽が生えて飛行したり、 様々な効果を持った鱗粉を振りまいたりできる 更にキメラ変身の第二段階として大人の姿になり、能力が強化された状態になる事もできる この状態では羽から強力な突風を生み出したりもできる様になる …が、最大の特徴は見た目は巨乳美女、中身は天真爛漫な少女になる事であろう もちろんアツェレイお兄ちゃん大好きなのは変わらないのでアツェレイの理性が危ない 簡易版としてキメラ変身せずに見た目だけ大人の姿になる(ヴィヴィオ達のとはおそらく別種の)大人モードを発動する事もできる 見た目は「恋姫夢想」の「月」、性格は「鈴々」と「月」を足して2で割ったような性格と言われた事がある しかし確定ではないし決めるつもりもない模様 「エリオと○○」からのキャラ タイタン カニ、どう見てもカニ、でも魔法使ったり空を飛んだりする 食べるとおいしい、しかも再生する CVが絶対遵守のギアスを使うどっかの魔王だったり、やたら偉そうな性格 どっかの会社が作った生物兵器らしいが…自称天才だが一応スペックは高い 何気にスカリエッティ家内で唯一の純魔導師型である ペット扱いだったり食料扱いされてたりするがモヒカンとはそれなりに仲が良い 「世紀末機人伝説」からのキャラ ルーテシア・アルピーノ 無口無表情な少女、いわゆる綾波系 しかしvividではハイテンション美少女にクラスチェンジ、エリオに積極的にアピールをかけている 母親のメガーヌと辺境世界で暮らし始めたのでスカリエッティ家の一員ではなくなった まさに暮らすチェンジ ゼスト・グランガイツ 真面目一本槍の武人 一度死んだ後にスカリエッティによって人造魔導師として蘇生された 基本的に任務か何かで家に居ない、と言うか影が薄い… ルーテシアが居なくなってなんだか寂しそうである ロリコンではない…たぶん ナンバーズ 男性陣 N2(No Number) 頼れる皆のお兄さん、とてもよくできた主夫 N2が居なければスカリエッティ家は早々に機能停止してしまうであろう 苦労人だが文句も言わず(言う時は結構言うが)家庭を維持するために炊事洗濯掃除と八面六臂の大活躍 ただし酒を飲むととんでもない事になる事だけは注意 「ナンバーズ寮の管理人」からのキャラ アツェレイ どうしようもないドM、本人は否定するがドM、誰もが彼をドMと言う、もしくは変態 クアットロが生み出した戦闘機人№00であり、エリオのクローンである少年、そしてドM ただし髪の色は黒で、機械を組み込まず遺伝子調整によって身体能力を戦闘機人並みに引き上げられた戦闘機人であるドM (アニメ本編に出てきた)ナンバーズ全員のISが使え、更にISを複合もでき、魔法も強力、 格闘戦も強い、他にも特殊能力有りと戦闘能力はチートじみているドM野郎 性格はノリ良く明るい、ただしキレたり戦闘中だったりすると恐ろしくなる、そして自分や他人に厳しい一面がある、自称ドSだがドM エリオとは殺し合いや死を乗り越えて深い友情と絆で結ばれており、その繋がりは何人たりとも立ち入れないほど(ドM仲間でもある) 母親であり姉であるクアットロとはお互いに愛し合っており、毎晩のように身体を重ねる仲 未来から来た娘の一件で将来の結婚もほぼ確定である しかしそれとは別に想いを寄せられる異性も数多く存在し、 さすがのアツェレイもクアットロとの間で揺れ動いているのであった 結婚が「ほぼ」確定となっているのはそのせい、なにしろ結婚しなくても子供は作れるから… アツェレイ爆発しろ(作中で本当に爆発してたりするが) 「エリオと○○」からのキャラ トラディス 誰が呼んだか黒にゃんこ スカリエッティ家の末弟であり、戦闘機獣…と言う名の黒猫、ちなみに黒猫形態が真の姿である 今は亡きシュバルツという男の記憶と経験を人工頭脳に移植されており、戦闘技能はナンバーズ随一 しかし無口無愛想無表情、どこの異能生存体だと言った具合、でも内心は結構優しい人 尻尾の液体金属を自在に操るISで人型になる事ができる、しかし基本は黒猫モードである 人型の姿は生前の渋い成人男性、なので兄弟の立ち位置はかなり微妙なラインの上に乗っている 基本的に男(オス)形態だと寡黙・冷静・大人という末弟にあるまじき大人びたキャラ 大抵ナンバーズ寮をフラフラしたり日向ぼっこしたり昼寝したりという行動が多い、マジもんのにゃんこ 何を考えたのかスカリエッティの改良(?)によりボディを入れ替える事で少女になる事ができる なので女性陣のとらでぃすとはボディが違うだけで同一人物である(性格は別物になるが) 詳しくはとらでぃすの項を参照 「リリカルなのはStrikerS -囚われた者達-」からのキャラ モヒカン ガチムチマッチョなコワモテモヒカン大男 見た目だけならどこの敵キャラだかわからない、あと世紀末ザコとか しかし性格は良く、平和と兄弟姉妹を大切にする好漢 世紀末世界出身らしいのだがあまり過去の事は語らない その世界で一度死亡した後、次元犯罪者に死体を回収されて売り払われた それをスカリエッティが買い取り、戦闘機人として蘇生させたのがモヒカンである 出自的にはゼストに近いが人造魔導師ではなく戦闘機人、なので魔法は使えない 名前は暫定的にスカリエッティがつけたものだが他にいい名前も無かったのでそのまま定着した アツェレイを参考にした複数のISを持っているが、どれも元となったISよりもダウングレードしている アツェレイの規格外っぷりがこの事からもよくわかる ただし本人の戦闘技能や経験、身体機能特化型戦闘機人としての身体能力により戦闘力はかなり高い方である トラディスの後に作られたためナンバーズとしては最年少、見た目からはまったくわからない 「世紀末機人伝説」からのキャラ サクヤ 長身で腰まである長い金髪が特徴の女と見まごう美青年 スカリエッティ家の長男であるがN2の方が長男っぽい事をしている 人に優しく後述の理由でボケッとしている事が多いが決める時は決める性格 原作では燃え盛る太陽の中で1人業火に焼かれ続けている可愛そうな人 でもリリカル学園世界では暴走もせず普通に暮らせている、やったね! しかしスカリエッティに与えられた無限再生のISが非常に燃費が悪いため、ろくな活動ができない エネルギー補充のために食べ、エネルギー節約のために寝ての繰り返し しかも起きていても基本的に寝ぼけているためどっかをぶつけて怪我をする そして無限再生が発動してエネルギー消費、また食べて寝て…無限ループってこわくね? 突然変異の産物であるディープダイバーを除く、ナンバーズの11のISを与えられている プロトタイプなので色々と使い勝手は悪いが後にアツェレイに12のISを与える際に参考にされた 上述の通り、常にエネルギー不足なので自分からISを使う事は少ない(出番も少ない…) 「エリオと○○」からのキャラ 女性陣 ウーノ スカリエッティの秘書で一家の母親役 対外的にはクールビューティーな完璧秘書であるが、それはあくまでも外での話 家では意外にアホの娘だったりドジっ娘だったり兄弟姉妹に手を焼く長女だったり、 スカリエッティ大好きな乙女だったりスクーデ大好きなお母さんだったりする この二人のどっちが一番好きかを聞いたらおそらく永遠に答えは出ないであろう ドゥーエ スカリエッティ家きってのセクシー美女 頭が切れ仕事もできるがやはりと言うか、家ではものぐさな酒飲みである 任務で家を空ける事が多いためか、家に戻ってくると気が緩みまくるのかもしれない トラディス(シュバルツ)とは長い付き合いであり、家族を含めて数少ない気を許せる相手 一緒に酒飲んだりたまにセックスしたり、でもトラディスはあまり相手にしない事も ドゥーエの調子がよすぎるのか、トラディスが寡黙すぎるのか 誰かが言ったキョウスケとエクセレンのコンビ(スパロボOG)に似ていると言うのは合っているのかもしれない トーレ ナンバーズ実戦部隊リーダーにして三女 長身である事と自分にも他人にも厳しい性格から誤解されがちだがプライベートのトーレはかなり乙女である 部屋には可愛らしいぬいぐるみが飾ってあったりしているとの事だが、 誰も彼女の部屋に入った事は無い為真意は不明(トーレが入らせないとの事) 入浴後はラフな格好でいるが就寝時は可愛らしいパジャマに着替えるとの目撃談(六女)がある為、その乙女っぷりは半端じゃない ちなみにそのパジャマはサイズが合っていない為かなりパッツンパッツンで色々な所が見えてしまっているが気にしない 何故なら誰も見ていないからだ クアットロ アツェレイを生み出した張本人であり全ての元凶 その頭脳はスカリエッティに匹敵する程の天才、 ただしマッドでもなければ自分から次々と改造発明をするタイプではない為あまり有効活用されていない 自らの手で生み出したアツェレイを溺愛している その愛は押し倒して犯す程、誰が言ったかアツェレイプ 後にアツェレイとの間にアクアという娘が出来る事が確定(未来形)しており本人はご懐妊の時を今か今かと心待ちにしている リリ学世界のクアットロは上記の溺愛っぷりに加えてかなり悪質な性格をしている 具体的には家族(主に妹相手)をからかったり実験したりとやりたい放題、アツェレイと二人きりではヤリたい放題 故に妹達は基本クアットロに逆らえない そんなクアットロもN2相手には強気に出れずにいる、理由は(以下削除されている為閲覧不可) アツェレイ嫁ーズの中ではかなりの浮気反対派 チンク 我らがペッタンチンク姉、小さくたって姉は姉!がモットーの頼れるお姉ちゃん 見た目は小さいけれどその人望の厚さと培ったスキルで皆から頼れられている もしかしたらスカリエッティやウーノよりも人望ある もしかしたらN2と同じくらい頼れるかも だけど小さい、そんなお姉ちゃん セイン だいたいナンバーズの真ん中辺りにいる為目立たないけど立派なお姉ちゃん でもウェンディとコンビを組んでイタズラしまくる事があるから手に負えない 最近コンビを組む相手が聖王教会シスターシャンテちゃんになり始めている おっぱい小さい扱いされているけどその確かな膨らみは揉んでみないと分からない セッテ ナンバーズ一寡黙な少女、ナンバーズ一静かな少女 最近オットーとディードが表情豊かになっていったせいか一人だけ取り残されている感じがする トーレと同じく長身で目立つが自己主張は殆どしない でもいつの間にかやるべき事はきちんとやっている、そんな子 オットー 男の娘疑惑があるボーイッシュな子、最近は割と表情豊かになってきて性格も明るくなった でも怒ると怖い、特に弟達に ディードと共に「死神」の名前を継いだりしているらしいが真意は不明 ノーヴェ 最初の頃は常にイライラしていたりキレ気味だった印象があるけど最近は落ちついた大人に成長 コーチの真似ごとをしたり充実した毎日を送っている vividではレギュラーキャラになって大活躍、誰も予想していなかったがこれはこれで良し ディエチ ナンバーズで一番落ちついた性格をしている子 家族を大事にしているがアツェレイが大好き、主に小さくなったショタレイが大好き どれくらい大好きかと言うと抱っこしながら一緒にお風呂に入ったり一緒に寝たりするくらい大好き なおこれは性的な意味はなく、母性本能が暴走しているような感じらしい 最近ショタレイ関連の話が出ると変態化の兆候が現れ始めている ウェンディ ナンバーズを代表するアホの子、よくセインとコンビを組んでイタズラして回る事がある 年長者(特にウーノ、トーレ)から行動や態度の事で叱られるのでそのたびにしょんぼり ディード ナンバーズ末っ子、末っ子なのにおっぱいは大きい、よくチンク姉とセインの目の敵にされるとかされないとか オットー同様性格が明るくなり表情豊かになり始めてきている エリオ大好きすぎてついに変態達の仲間入り、付いたあだ名はオナディード オットーと共に「死神」の名前を継いだりしているらしいが真意は不明 とらでぃす トラディスが幼女ボディに換装した姿であり、見た目は「月姫シリーズ」の「レン」そのまま 幼女形態だとセリフは殆ど無くボディランゲージで意思融通を計るが、非常に和むので誰もツッコミを入れたりしない 甘いものが大好きでそういう所は見た目相応 あと他の女性陣よりも男性陣の方が一緒にいる時間は多い 特にN2の後ろをついて歩いたりモヒカンの肩に乗っかったり アツェレイの膝の上に乗ったり背中に覆い被さったりタイタンを追いかけ回したりなど 基本的には日向ぼっこをしたり一日中ゴロゴロするのが好きなマジモンのにゃんこ ただし他の年少組(レンカやスクーデ)が何かする時は一緒に行動する事も多いので、 基本的には兄弟姉妹と一緒の時間を大事にするいい子 最近はスカリエッティに頼んで大人ボディを作ってもらった スカリエッティは誰を参考にしたのか、とらでぃすをそのまま大きくしたような美女、そのままでないのは巨乳である事だけ この大人ボディはアツェレイの誘惑に効果抜群である 「リリカルなのはStrikerS -囚われた者達-」からのキャラ
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港湾地区の入り口に一台の車が止まった。 車から降りたのは、ひょろりとした中年の男。その温和そうな顔は、長めの金髪で少し見えづらものとなっている。 男は走り去っていく自分を乗せてくれた車に、ひらひらと手を振って歩き出す。 傷も癒え病院を退院したパンタは、フェイトに呼び出されたのだ。 ―――何事であろうか? 管理局にとって違法であるらしい肉体の改造や、別世界に迷い込んだ状況については既に説明した。 科学が発達した結果星の命を食い潰し、少ない資源を巡って戦争の絶えなかった生まれ故郷の事。 より優秀な兵士を、という要求の果てに生み出された肉体改造技術。 兵士であった自分はそれによって、人間本来の性能を遥かに超えた身体能力を与えられたという事。 上官を殺害した少女を追って、古代の遺物である"魔術師の軸"の向こうの別世界―――ミッドチルダに迷い込む前に居た世界に辿り着き、そこでそれなりに長い間生活していた事。 世界の危機をもたらし、恐らくは自分が『また』世界を超える原因だと思える"死の神霊"については、あえて説明しなかった。 "魔術師の軸"、それにシャジールの民が制御していた"御柱"について、かなり詳しく尋ねられた。どうやらロストロギアと呼ばれる物と関係あるらしい。 その説明を聞く限り、"死の神霊"についてまで話せば、自分のいた世界にまで管理局は乗り出す―――そう考えたからだ。 自分からすれば、嘘は無いくともかなり穴の多い話だったのだが、フェイトが不審に思った様子は無かった。 ―――おお、そういえば、まだ元の世界に帰るか否かの返事がまだであったな その事で呼ばれたのだろう。そう考え、パンタは教えられた道に従って機動六課へ向かう。 だがフェイトは、現在別の仕事で手が離せないそうで、一時間ほど待って欲しいという事だった。 もともと約束の時間より早く着いてしまい、待つつもりだったので問題は無い。詳しい事は知らないが、やはり執務官という仕事は忙しいものだそうだ。 暇を潰すつもりでパンタは、六課の周囲のちょっとした庭を散歩している。海に近いわりには随分と緑が生い茂っていた。 そうして周囲を見渡しながら歩いていると、疲労しきった三人の少女と一人の少年に出会う。 「あれ? あなた、どちらさまですか?」 「うむ。我はパンタという者である。汝らはここの局員であるか?」 はい、と答える彼らは、それなりに高いらしい地位の割に、随分と若いフェイトに輪を掛けて若かったが、 ―――イリスやシアと似たようなものであるな と、納得する。 まとめ役らしい橙の髪を二つに纏めた少女が、代表して尋ねてきた。 「あ、あなた、もしかして、この間フェイトさんが運び込んできた怪我人ですか?」 「その時の記憶は無いのであるが、そう聞いておるな。汝らにも世話を掛けたやも知れぬ」 「あ、いえ。私たちは何もしてませんよ、処置したのはシャマル先生ですから。凄い怪我でしたけど、大丈夫だったみたいですね」 「お陰様で、健康そのものであるな。今日は色々と話さねばならぬ事があるらしく、フェイト執務官に呼び出されたのである」 「そうなんですか。それじゃ、私たちは失礼します」 「うむ。さらばである」 随分変な喋り方の人だねー、などと自分の事を話している彼らと別れ、パンタは散歩を続けた。 リリカルパンプキン二話 『働かざる者、食うべからずである』 次元漂流者は管理局によって保護され、本人の希望で元の世界に帰される。 それが発見されている世界ならば話はそれだけで済む。 だが、パンタのように未発見と思われる世界からの迷い人の場合、少々話が違ってくる。 いつまで保護していればいいのか分からないのだ。本局の調査部隊が次々に新たな世界を発見しているとはいえ、それが目当ての世界とは限らない。 そうして長期間、人間の面倒を見るというのは意外と金がかかる。 故に管理局は、保護した未発見世界からの次元漂流者に、労働を斡旋する場合がある。 要は、食っていく金は自分で稼げ、というわけだ。 パンタは成人の男性であり、更には肉体の改造によって人並みはずれた身体能力を有しているから、充分に、職を世話する条件に当てはまるのだ。 既にフェイトの手元には幾つかの業種の書類があり、彼の適正や希望でそれらを紹介するつもりだ。 ―――けど、雇う所あるかな? 少々失礼な話だが、何せあの言動だ。大仰で芝居がかった口調の上に、何回か話して分かった事だが、どうにも人をからかう癖があるらしい。 素なのかとも思ったのだが、ある程度意図的にやっているようで、慣れないと苦労しそうだ。 職を世話する、と言っても雇う側の意向は当然尊重されるべきだし、彼が元の世界に帰る事を希望するなら、突然辞める事もあるわけで、必然的に選択肢は絞られる。 頭を悩ませていると、 「失礼するのである」 と、パンタがオフィスにやって来た。 「パンタさん、すみません。こっちから呼びつけておいて約束の時間を過ぎちゃって……」 「忙しいのであれば仕方あるまい。我は暇であるし、全く問題ないのである。 して、今日は何用であるか?」 「今まで聞いていませんでしたが、まず元の世界、あなたの場合は二つの内のどちらかという事になりますが……戻りたいですか?」 「ふむ……戻れるのであれば、当然戻る事を希望するのである。生まれ故郷の方ではなく、我が迷い込んだ方の世界に、である。少々、気掛かりな者たちがおるのでな」 「そうですか、分かりました。パンタさんの居た世界はまだ、管理局にも発見されていないので、すぐに戻れるわけじゃないですけどね」 既に充分考えていたのであろう、彼の答えは淀みなかった。 フェイトは続けて、職についての話を出す。 「管理局では長期間保護される事になる次元漂流者には、仕事を勧める事があるんですけど……」 「自分で食べてゆけ、というわけであるな。『働かざる者、食うべからず』当然の事であろう。 我としても汝に服まで世話されるのは、些か心苦しいものである」 彼の着ていた服は、血まみれだったので処分された。そうでなくとも中世風のあの服では、問題があったのだろうが。そうして彼には、服を一着も無い事になった。 病院に居る間は病院の入院着で良かったのだが、退院するのに着替えが必要という事で、フェイトが彼の服を買ったのだ。 別に経費で済む話だったのだが、彼は気にしていたらしい。 「職業はいくつか選択できるんですけど、パンタさんの希望とか、得意な事はどうですか?」 「ふむ。……戦い以外に得手としていた事は、子供の扱いであろうか。 本職の手品師などから見れば、大した芸ではないであろうが、ラトロアでは子供らを相手に大道芸人の真似事をして、なかなか人気を博したものである」 子供の扱い―――そういった業種は書類の中には無かった。 だが、彼女には心当たりがあった。 機動六課の部隊長たる十年来の親友との世間話で、教会の経営する学校の職員が足りないとか、そんな話を聞いた記憶。 念話を繋げる。 『はやて? 今、大丈夫?』 『なんやー、フェイトちゃん? 私今書類の山脈と格闘中なんやけどー。まぁ、ちょーっとぐらいなら大丈夫かなー。どないしたん?』 『この間、聖王教会の方で職員が足りないって話、してたでしょ? 多分、一人紹介できるんだけど』 『パンタっていう、次元漂流者さんか? 別にカリムに話通すぐらいかまわんけど、まず私にその人会わせてな。信用できへん人紹介したら、カリムに叱られてまうわ』 『わかった。今そっち行くね』 『待っとるでー』という言葉を脳裏に、フェイトはパンタに笑顔を向けた。 「まだ分かりませんけど、仕事見つかったかも知れませんよ?」 機動六課・部隊長室――― はやてとリインフォースは、やってきた二人を迎えた。 「あんたがパンタさんかー。今ちょっと書類が散らかっとるけど、堪忍な?」 「初めましてである、はやて部隊長」 そこでリインに気づいたのか、パンタは首を傾げた。 「はて? 妖精が見えるとは、我はおかしくなったのであるか?」 「リインは妖精じゃありませんっ! ユニゾンデバイスです!」 「ユニゾンデバイス、というのが何かは分からぬが、随分可愛らしい妖精であるな」 むきになるリインを見かねて、はやては横から声を掛ける。 「別にその子は幻覚でもなんでもあらへんよ。ちゃんとした現実や」 「おぉ、おぉ、流石は魔法の世界。妖精が実在するとは驚きである」 「だからリインは妖精じゃ―――!」 まぁまぁ、となだめて本題に移る。 書類の山をさっさと片付けたいのだ。 「私の知り合いに、聖王教会の人間がおるんやけど、そこで学校とか孤児院の管理とか警備とか、まぁ色々する人間がおらんっちゅう話があってな」 管理だけならともかく、警備となるとそれなりに腕の立つ人間が必要になるのだが、魔導士などは別の部署の人間だ。 警備員を雇った事もあるのだが、そういった業種の人間は概ね強面で、子供と互いに慣れないのでうまくいかないらしい。 「ま、当然いきなり採用っちゅうわけにはいかんし、一応私の知り合いに顔見せするけどな」 「うむ、我のような余所者でなくとも、当たり前の対応であろう。いつ会えるのであるか?」 「まずはこの忌々しい書類を片付けなあかんなぁ。少し待ってくれへんか?」 「我は暇ゆえ、いつでも構わぬ。汝の好きにするがよい」 そう言い残して、パンタは隊長室から退出した。 前へ 目次へ